睡眠時間足りてますか?

田舎でとある仕事をしています。日常、趣味(料理、写真)について適当に書こうと思っています。

好きな料理漫画

最初に書いたメシ漫画レビューが正直言ってあまり好みではないものだったので、一応好きなメシ漫画のことも書いておいて中和します。

新米姉妹のふたりごはん

最近そこそこ有名になってきたため名前を知っている人も多いかもしれません。

両親が再婚し、連れ子同士でいきなり姉妹になってしまった2人の女の子が主人公のお話で、持ち前の明るさがウリだが料理は食べる専門のサチと料理が得意だが人見知りのあやりが料理を通じて徐々に人間関係に変化を起こしていくというものです。

基本的には日常系の漫画で、あまり作中で事件などは起こりません。読んででほっこりするタイプです。百合要素もないことはないですがかなり薄いです。絵は非常に丁寧で、キャラのかわいさと料理の作画が両立しています。

料理についてもシンプルなものから凝ったもの、がっつりした肉料理からスイーツ、ありふれた材料でできるものからジビエまで非常に幅広いです。1巻でいきなり生ハム原木が出てきたりしますが。また、調理工程についても丁寧に描写されており料理好きとしては読んでて楽しくなります。

同年代の女子が料理でアレコレする漫画としてはアニメ化を果たした「幸腹グラフィティ」がありますが、あちらはきらら系の4コマに無理矢理詰め込んでいてゴチャゴチャしていて相当読みづらいです。また、女子オンリーの漫画なのに出てくる料理があまりに男寄りなのが興醒めです。

この漫画については何故か全巻買ってしまっているので不満を書こうと思えばいくらでも書けるのですが好きな人に申し訳ないのでやめておきます。

甘々と稲妻

アニメ化もされた美少女メシ漫画の中でもメジャーな漫画です。妻を亡くしシングルファーザーとなった高校教師の犬塚公平、その娘のつむぎ、犬塚の教え子のであり有名な料理研究家を母に持つ飯田小鳥の3人が中心のお話です。犬塚は料理をまともにしたことがなくつむぎの食事も普段は弁当、また小鳥も幼い頃のトラウマから包丁が握れないというチグハグな状態ながらつむぎの笑顔のために料理を作ろうとする、という所から物語が始まります。

このようなシナリオのため当初の話はかなり料理初心者の立場で描かれたものとなっており、あまり料理をした事がない人でも読みやすいと思います。料理の内容としても煮物や唐揚げ、カレーなど主に家庭料理が中心となっており普段親が当たり前のように作っている料理がどのように作られているか、ということがよく描かれております。

また、料理を通してつむぎが社会について学んでいく食育のような要素もあり料理漫画としては意欲的な内容となっています。

とても良い漫画なのですが最近の話では犬塚もつむぎも小鳥もある程度成長してしまい序盤の不安定な人間関係もなくなってしまい若干マンネリ気味になってしまっているのが難点か。それでもとても良い漫画です。

八雲さんは餌づけがしたい。

若くして未亡人となってしまった八雲柊子が、アパートの隣の部屋に住んでいるスポーツ系高校の野球男児の大和翔平においしいごはんを作り文字通り「餌付け」しているお話です。

夫を失い、まだ心の整理がついていない八雲さん、将来のため親と離れて暮らす大食漢の大和、彼等を取り巻く人々の織り成す日常系ストーリーは読んでいて非常にほっこりします。

料理内容はいわゆるオトコノコ向けの料理、そしてたくさん食べる大和くんのためにいつもデカ盛りというのが特徴です。こんな女性になら餌付けされたい男の人は多いのではないでしょうか。

クミカのミカク

宇宙産業が発達し、地球に宇宙人が住んでいるのが当たり前になった未来。宇宙人の中でも食事をしなくても生きていける人種である女性「クミカ」が、ひょんなことから人生初の食事をすることになり、それがきっかけで地球の食の世界、ひいては人間関係を広げていくというものです。

近未来SFですが基本的には日常系の範疇に入ります。食品はハンバーグや焼き肉などありふれたものですが、それすら初体験であるクミカの視点で語られる味や見た目の感想が面白いです。クミカ以外の宇宙人も多く登場しますがそれぞれに特徴がありそれもまたこの漫画の面白さに一役買っていると思います。

山と食欲と私

これも一部の人には有名なマンガですね。「単独登山女子」を自称する主人公、日々野鮎美が日常の暇に山に登り、そこで料理を作り、食べるという作品です。

タイトル通り登山と料理を組み合わせた作品となっており、調理器具も登山でしか使わないような特殊なものが多く出てきます。また、山で食事をする時の工夫についても丁寧に描かれています。登山についての基本的な知識も描かれているため登山を知らなくても楽しめます。

しばしばハードな登山にも挑戦しており、「山ガール」ではなく「単独登山女子」であるが所以を伺い知ることができます。

ラーメン大好き小泉さん

謎の美少女転校生「小泉さん」が今日もどこかでラーメンを食べている、というマンガです。今度アニメ化されます。ドラマ?知りませんね。

作者が無類のラーメン好きということで作られたマンガだけあり、ラーメン、そしてそれを食べる美少女、というのが優雅かつフェティッシュに描かれています。

また作者が女性でもあるため「ラーメンを食べる女子」という視点でも細かく描かれているのが特徴で、例えば小泉さんは普段はロングヘアーですがラーメンを食べる時だけ髪の毛を後ろに束ねたり、普段ラーメン屋に行かない女の子がわざわざ行く前にシュシュを買ったり、細かいですが大事な描写がありこだわりを感じます。

ラーメン自体は店名こそストレートには出ませんが有名店が多いです。中にはキワモノ系の店も出てくるのが面白いです(現在は閉店してしまった店もあります)。

ちなみに小泉さんが金髪なのは中華麺を意識しているためだそうです。

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?

美人で清楚な女子高生「桐谷さん」。男子からの人気も高い彼女だが、実はゲテモノ好きで日々妙なものを手に入れては幼ない頃からの知り合いである主人公の所に押しかけて一緒に食べる、という漫画です。

美少女×ゲテモノというコンセプトでサソリ、カエル、ワニ、ひいては豚のペニスなど日常で手にすることがほぼ無いような食材が出てきます。普通の人間では手に取ることすらためらわれるような料理でも好奇心旺盛な桐谷さんは躊躇なく食べます。

桐谷さんのキャラも面白く、可愛い顔してファンキーな行動を繰り返したり人前で「チンチン食べたい(物理)」と言うなど下ネタを平然とかましたり色々と楽しいです。


ほかにも買っている漫画はありますが読み返したりするのはこれぐらいですかね。記事を書く練習がてらなのでこれぐらいで。