半額食材チャレンジ
仕事が終わり夜になってからスーパーに行き半額食材を見るのが好きです。使える食材だったら買えばいいし、よく分からない食材だったらどうするか考えてから買えばいいです。
肉とか薄切りとか切り落しじゃないのだと普通に買ったら高過ぎますからね。でもあまりに変な食材だとどうすればいいか分からないことも多々あります、ミル貝とか。あと1400円から700円になった牛肉とか正直同じ量の豚肉買った方が節約になりますね。
という訳で半額食材にのみ焦点を絞った料理記事を作ろうと思いました。節約目的で見る場合は左上の戻るボタンを押すとこの記事を見ずに済み便利です。
レベル1:庶民の味方系
まずは無難目の所から攻めましょう。
鶏軟骨
ラップ剥がしてから写真撮り忘れに気付きました。なかなか不安な幸先です。
鶏軟骨唐揚げ(半額)
材料
鶏なん骨(半額) …1パック
醤油…適量
砂糖…適量
日本酒…適量
みりん…適量
にんにく…適量
片栗粉…適量
調味ダレに漬けて片栗粉をつけて揚げるだけです。タレは目分量ですが醤油2:砂糖1:日本酒1:みりん1ぐらいでにんにくは小さじ1程度でしょうか。衣が焦げるのが嫌な人は下味を漬けた後に一度水で表面を洗い流すと良いかもしれません。
ビールが無限に飲めそうです。
豚タン
タンと言えば牛タンが圧倒的にメジャーですが、豚タンもなかなか負けない味わいを持っています。牛タンは大半がアメリカ産ですが豚タンは国産なのも買いやすいポイントですね。柔らかいので牛タンよりは厚めに切られて売っています。
塩ダレ豚タン
材料
豚タン(半額)…1パック
ゴマ油…大さじ5〜適量
塩…小さじ2〜適量
コショウ…適量
ネギ…好みのネギを好きなだけ
豚タンを食べやすいサイズにスライスして熱湯で茹でてから上記の材料を合わせた塩ダレとネギを和えれば完成です。
日本酒が飲みたくなります。作りたては美味なのですが冷蔵庫に置いておくと食感がだいぶ悪くなるので作ったらその場でなるべく消費した方がいいかもしれません。
小鯵
唐揚げにどうぞって書いてあるし唐揚げにしましょうか。
鯵の南蛮漬け
材料
小鯵(半額)…1パック
片栗粉…適量
揚げ油…適量
酢…100mlぐらい
醤油…適量
砂糖…適量
たまねぎ…1/2個
鯵はゼイゴと内蔵を除き、キッチンペーパーで水気を取り、片栗粉をまぶしたら低温の油でじっくり揚げます。140℃ぐらいだと思いますが勘でやっているので正確な温度は分かりません。10分ぐらい揚げれば十分でしょうか。
タレは酢と醤油と砂糖を味見しつつ混ぜてそこにできるだけ薄くスライスしたたまねぎを入れます。タレと揚げたアジを混ぜて数時間冷蔵庫に置けば完成。
内臓とゼイゴ取りが全行程で一番めんどくさいですがあとは適当でもおいしくなります。タレの酢にたまたま置いてあった赤酢を使ったせいで仕上りが黒っぽいですが味は普通です、鯵だし。
レベル2:高級食材
レベル1は比較的身近な食材で調理もしやすいですがこの辺からははっきり言って節約しようと思って買うものではないです。
ブランド牛切り落とし
1400円のところ半額700円です。引き値は確かに安いですが冷静に考えたらオーストラリア牛の薄切りの方が安くて量が多いです。
すき焼き風
材料
高級牛肉切り落とし(半額)…1パック
めんつゆ(割下を買い忘れたため代用)…適量
砂糖(甘味補助)…適量
みりん(補助)…適量
日本酒(補助)…適量
好みの野菜(冷蔵庫にたまたま入っていたもの、今回は玉葱・葱)…適量
しらたき(好みで)…適量
豆腐(好みで、今回は土佐の昔豆腐)…適量
適量まみれですね。ちゃんとしたレシピを見たい人はクックパッドでも見ましょう。 割下がないからと言ってめんつゆを使うような人は信用してはいけません。
フライパンに油を入れて野菜をしんなりするまで炒めタレを入れて豆腐としらたきを入れて煮た後に牛肉を入れて火が通るまで煮れば完成です。
本来のすき焼きは先に肉を入れるらしいですがすぐ食べる事を想定していない場合は固くなるだけと思ったので後にしました。
盛り付けが絶望的に汚い。翌日の弁当用にタッパーに詰めたらさらに汚くなりそれをご飯にぶちまけたら絶望的に汚くなりました。味はおいしかったです。
高級肉だけあってレンジの再加熱でも固くなりません。でも大量に食べたら多分脂で気分が悪くなる。
高級牛ヒレ肉
半額でも1000円です。安いか高いかイマイチ分かりませんね。
牛フィレステーキ
材料
牛フィレ肉(半額)…1個
塩胡椒…適量
どこのご家庭にでもあるバキュームシーラーで密閉し、一家に一台はある低温調理器で30分ほど加熱して表面をフライパンで軽く焼くだけです。
翌日の弁当に入れるつもりでしたがうっかり全部食べました。おいしかったです。
買って損はないです。
レベル3:用途に困るやつ
とりあえず買ったものの使い道に難渋するやつです。ちなみにこういうものはそもそも半額になりにくいので探すのにも苦労します。
ハード系チーズ
賞味期限当日に半額になっていました。冷凍保存すればまだまだ使えます。多分。
トマトチーズつけそば
材料
ペコリーノ・ロマーノ(半額)…ハード系チーズならなんでも良い
トマト缶…1缶
オリープオイル…適量
にんにく…1片
チキンスープ…1カップ
チャーシュー…欲しいだけ
チャーシューのタレ…適量
塩コショウ…適量 ハーブ・スパイス…好みで
チキンスープは3割引の地鶏で取りました。1時間30分ぐらいグラグラしてたら乳白色になりました。うちはプロパンなのでガス代が少し心配になりますが気にしないでおきましょう。
トマトソースを作ります。オリーブオイルににんにくの香りを移しそこにトマト缶をぶちこみ煮込みます。ホールトマト缶を使った場合は軽く刻む必要がありますが面倒だったのでフライパンで直接ポテトマッシャーで潰しました。案外なんとかなります。
ポテトマッシャー持っていますがポテトサラダは嫌いなのであまり使っていないです。個人的にポテサラは芋とマヨネーズで糖質脂質攻撃をしてくる悪の権化だと思っています。
そこにチキンスープを入れ、煮詰めつつチャーシューのタレや塩で塩分調整をします。なんか赤みが足りないのでパプリカパウダー入れたらパプリカ臭くなったので入れない方がよかったと少し後悔しました。
チャーシューは3割引きのバラ肉で作りました。圧力鍋で20分ほど煮込んで表面を焼きます。
やっとチーズの登場です。チーズおろしで好きなだけおろしておきます。なければ普通のおろし金でいいと思います。
チャーシューと麺を盛り付けて完成です。周囲が汚いのは職場の机だからです。
味はとても濃厚でした。しかし煮詰め過ぎてトマトの酸味がエグい事になったので次回はもう少し薄める努力をしようと思います。
モッツァレラチーズ
イオンのPBとか買えばモッツァレラも安いですがこちらは高級な輸入物です。
燻製モッツァレラのカプレーゼ
材料
モッツァレラチーズ…好みのブランドで
トマト…好みのものを、今回はフルーツトマト
塩…適量
オリーブオイル…適量
スモークチップ…適量
モッツァレラはそのまま食べても良し、ピザの良し、と使いやすいチーズですがなんとなく燻製にしたい気分だったのでやることにしました。
冷燻に興味があったのですが道具がないしそもそもマンションだしということで簡易冷燻マシンを作りました。鍋からの燻製の煙がパイプを通ってダンボールに入り、燻煙による熱が伝わらないようにしてあります。火事には気を付けましょう。あと今回はスモークチップを使いましたが普通にスモークウッドを使った方が楽だし確実なので今度からそうします。
スモークチップが途中で切れてしまったので色付きがイマイチですがしっかり燻製はされておりこの状態で食べると木酢の酸味が強いため一晩寝かせて落ち着かせます。
今回はカプレーゼにしましたがピザにしてもおいしいと思います。
この写真だけやけにフォトジェニックなのはフラッシュ撮影の練習をし始めたせいです。
まとめ
という訳で趣味の半額食材漁りに最近再燃してきた料理熱が絡み合いわけのわからないことになりました。この間にも冷蔵庫に転がっているチョコレートと生クリームを使ってトリュフチョコ作ったり妙なことはたくさんしています。
皆さんもスーパーで見かけた妙な半額食材でレシピを考えてみませんか?意外と楽しいですよ。
ネタが溜まったらまた何か書きます。